日本ワイン検定1級の勉強法|CBT筆記と難関テイスティング試験の対策まとめ

🍷 はじめに

筆者は、日本ワイン検定3級・2級を経て、日本ワイン検定1級に合格しました。

この記事では、これから日本ワイン検定1級を受ける方向けに、筆者の受験経験をもとに、1級対策の全体像を整理します。

先に結論を書くと、日本ワイン検定1級は、CBT筆記試験とテイスティング試験を分けて考えた方がよいです。

CBT筆記試験については、3級・2級と同じく、公式テキスト、公式Instagram問題、CBTクイズアプリによる反復練習が基本になります。

一方で、テイスティング試験はかなり難しいです。

2級のテイスティング試験は、白ワイン1題・赤ワイン1題について品種だけを回答する形式でした。

しかし、1級のテイスティング試験は、品種だけを当てればよい試験ではありません。

外観、香り、味わい、酸、アルコール、余韻などを、限られた時間の中で選択していく必要があります。

筆者は、テイスティング試験受験時点で、WSET Level2 in Wineの講座(世界的なワインの中級資格)を受講・合格済で、ワインエキスパート講座も途中まで受講していました。

それでも、日本ワイン検定1級のテイスティング試験は、かなり難しく感じました。

この記事では、1級のCBT筆記試験とテイスティング試験について、それぞれどのように準備すればよいかを整理します。


✅結論:CBTは独学で対策しつつ、テイスティングは早めに別対策する

日本ワイン検定1級のCBT筆記試験は、独学でも、苦労はしますが、十分対策できると思います。

理由は、3級・2級と同じく、公式テキストを読み、公式Instagram問題を解き、CBT形式の選択問題に慣れるという方針が有効だからです。

一方で、1級のテイスティング試験は、CBT筆記試験とは別物として考えた方がよいです。

特に、2級まで独学で合格できた方ほど、1級テイスティング試験でギャップを感じる可能性があります。

つまり、1級は「CBTは独学、テイスティングは別対策」という意識で準備するのがよいと思います。


📘まず公式テキストを読む

1級CBT対策でも、最初に軸にしたいのは公式テキストです。

日本ワイン検定1級は、3級・2級で学んだ基礎知識の上に、より細かい産地、品種、歴史、栽培、醸造、制度などの知識が乗ってくるイメージです。

そのため、1級だけを特別な試験として考えるよりも、まずは公式テキスト全体をしっかり読み直すことが大切です。

3級・2級を通過している方でも、時間が空くと基本事項を忘れていることがあります。

1級対策では、難しい知識だけを追いかけるのではなく、3級・2級レベルの基礎知識も含めて取りこぼさないことが重要です。


📱公式Instagramの1級問題を全部やる

CBT筆記試験対策で、まず取り組みたいのが公式Instagramの問題です。

日本ワイン検定の公式Instagramでは、3級・2級・1級向けのクイズ形式の問題が公開されています。

1級を受ける方は、まず1級向けの問題を一通り解くのがおすすめです。

理由は、公式がどのような知識を、どのような言い回しで問うのかを確認できるからです。

公式テキストを読んでいるだけだと、「分かったつもり」になりがちです。

しかし、選択肢形式で問われると、似た産地名、似た品種名、混同しやすい数字などで迷うことがあります。

公式Instagram問題は、CBT筆記試験の出題感に慣れるうえでかなり有用だと思います。

公式Instagram問題の使い方については、以下の記事で詳しく整理しています。


🧭2級・3級レベルの問題も取りこぼさない

1級を受ける場合でも、2級・3級レベルの問題は確認しておいた方がよいです。

理由は、1級のCBT筆記試験でも、基本知識が前提になるからです。

1級は、3級・2級とまったく別の試験ではありません。

3級で問われるような基礎知識、2級で問われるような少し細かい知識も、1級では当然の前提として扱われます。

そのため、公式Instagramは、1級問題だけでなく、2級・3級の問題も解ける状態にしておくと安心です。むしろ、全問暗記するレベルでやりこんだほうがいいです。

むしろ、基礎問題を落とさないことが、CBT筆記試験ではかなり重要だと思います。


💻CBT筆記試験は甘く見てはいけない

1級のCBT筆記試験対策は、基本的な方針としては3級・2級と同じです。

ただし、ここで強く書いておきたいのは、1級CBT試験は決して甘く見てはいけないということです。

筆者自身、1級CBT試験は2回不合格となり、3回目でようやく合格しました。

しかも、3回目も正答率72%で、合格ラインである70%をかろうじて超えたという状態でした。

正直なところ、CBT試験の画面で「合格」の文字を見たときは、かなり危なかったという実感がありました。少し泣きそうになるくらいでした。

もちろん、筆者が受験した当時は、公式Instagram問題の重要性を十分に把握できていませんでした。

現在であれば、公式Instagramの問題をしっかり確認し、さらに筆者が作成したCBTクイズ学習アプリで反復練習すれば、かなり安定して合格ラインに近づけると思います。

ただ、それでも1級CBTはかなり難しいです。

特に注意したいのは、1級では公式テキスト以外からも出題される可能性が示唆されている点です。

もし公式テキストや公式Instagram問題にない難問が出た場合、その問題は現実的には得点不能に近いです。

そのため、1級CBT試験では、単純に「50問中35問取れば合格」と考えない方がよいと思います。

つまり、合格ラインが70%だからといって、7割の準備でよいわけではありません。

むしろ、回答可能な問題については、85%~90%以上の精度で正解できる状態に仕上げる必要があります。

少なくとも筆者は、そう感じました。

1級CBT試験では、産地名、品種名、歴史、制度、数字、ワイナリー、生産者に関する知識など、幅広い内容が問われます。

「読めば分かる」では不十分です。

選択肢を見たときに、反射的に選べる状態まで持っていく必要があります。

その意味で、1級CBT試験の基本方針は3級・2級と同じですが、要求される完成度はかなり高いです。

公式テキスト、公式Instagram問題、CBTクイズアプリを使い、取れる問題を確実に取る。回答不能な問題はマークして数問取れていることを期待する。

1級CBT試験では、この意識がかなり重要だと思います。


🔁反復練習にはCBTクイズアプリも使える

公式テキストと公式Instagram問題で一通り学習したら、あとは反復練習です。

日本ワイン検定は、読んで理解しただけではなく、選択肢の中から正答を選べる状態にする必要があります。

特に、1級では細かい知識も問われるため、一度読んだだけではなかなか定着しません。

筆者が作成したCBTクイズ学習アプリについては、以下の記事で紹介しています。

公式教材ではありませんが、知識の定着やスキマ時間の復習には使いやすいと思います。


🗺️ワイナリーの位置関係は地図で眺めると分かりやすい

なお、CBT試験では、地図上でワイナリーの位置を選ぶような問題が出るわけではありません。

ただ、日本ワインの産地やワイナリー名を文字だけで覚えようとすると、地域のイメージがつかみにくいことがあります。

山梨県、北海道、長野県、東北地方など、主要産地にどのようなワイナリーが集まっているのかを地図上で眺めておくと、公式テキストの内容を少し整理しやすくなると思います。

特に1級では、主要産地だけでなく、ワイナリー名、所在地、代表的なワイン、生産者ごとの特色なども、できるだけ立体的に整理しておきたいところです。

もちろん、地図を見るだけで細かな知識問題に対応できるわけではありません。

それでも、ワイナリーの位置関係を視覚的に確認しておくと、文字だけで覚えるよりも記憶に残りやすくなると思います。

日本ワインの産地イメージをつかむ補助資料として、以下のマッピングページも参考になります。


🍷1級テイスティングは2級とは別物

1級が3級・2級と大きく違う点は、テイスティング試験の難度です。

2級のテイスティング試験は、白ワイン1題、赤ワイン1題について品種を回答する形式でした。

一方、1級では、複数のワインについて、外観、香り、味わい、酸、アルコール、余韻などを判断する必要があります。

筆者が受験した2026年5月30日の1級テイスティング試験では、白ワイン2種類、赤ワイン2種類が出題されました。

試験時間も限られており、小瓶の状態とグラスに注いだ状態で見え方が変わることもありました。

特に赤ワインは、色調や熟成感の判断が難しく、かなり苦戦しました。

2級では、甲州とシャルドネ、マスカット・ベーリーAとメルロのように、対象品種を絞って対策することができました。

しかし、1級ではそうはいきません。

1級では、品種だけでなく、外観、香り、味わい、酸、アルコール、余韻などを総合的に判断する必要があります。

また、日本ワイン特有の難しさもあります。

そのため、1級テイスティング試験は、2級の延長ではなく、別試験として対策する意識が必要です。

詳しい受験記は、以下の記事にまとめています。


💰筆者が1級合格までにかかった概算費用

筆者が1級合格までにかかった主な費用は、次のとおりです。

項目金額
日本ワイン検定公式テキスト0円 ※3級で購入済なので。3,300円が定価
1級 CBT受験費用(合計3回受験、2回不合格)30,000円
1級 テイスティング試験8,000円
スクール講座テイスティング 3回分(1回1万円)30,000円
公式テイスティングセット 1セット・6本×4(赤2、白2)22,000円
試しに買ったワイン10本35,000円
ショップテイスティング(3種1回1500円)・2回3,000円
合計128,000円

改めて計算してみると、意外と使いましたね。

「1級 CBT受験費用(不合格分)」「公式テイスティングセット」「試しに買ったワイン10本」「ショップテイスティング」は、正直なところなくても、合格はできたようにも思われます。

ちなみに、筆者が想定する、効率よく最短で合格する理想のパターンになった場合には、おそらく以下のようになるかと思われます。

項目金額
日本ワイン検定公式テキスト0円 ※3級で購入済なので。3,300円が定価
1級 CBT受験費用(1発合格)10,000円
1級 テイスティング試験8,000円
スクール講座テイスティング 2回分(1回1万円)20,000円
合計38,000円

🎓東京圏ならスクール受講をかなり検討したい

1級テイスティング試験については、東京圏などでスクール受講が可能な方は、かなり検討してよいと思います。

理由は、日本ワインの複数品種を体系的に飲み比べる機会を、自力で用意するのがかなり大変だからです。

日本ワインは、海外の主要品種と比べると、同じ品種を複数本そろえて比較するのが難しい場合があります。

また、1級では白・赤ともに複数の品種が対象となるため、数本飲んだだけでは十分とは言いにくいです。

スクールで複数品種の日本ワインを比較しながら学べるのであれば、1級対策としてかなり価値があると思います。

筆者は、WSET Level2 in Wineの講座を受講・合格済で、ワインエキスパート講座も途中まで受講中でした。

それでも、日本ワイン検定1級のテイスティング試験は難しく感じました。

理由の一つは、日本ワインには、日本の気候条件ならではの難しさがあるからです。

世界の銘醸地のワインを基準に品種特徴を覚えていても、そのまま日本ワインに当てはめると、判断に迷うことがあります。

日本は地域にもよりますが、多雨、湿度の高さ、日照不足、ヴィンテージ差などの影響を受けやすく、ワインによっては青さやハーブ感が目立ったり、果実味がやや控えめに感じられたりすることがあります。

また、本来は黒系果実の印象で整理される品種であっても、日本ワインでは赤系果実のニュアンスが混じって感じられることもあります。

赤ワインについても、海外の教科書的な産地のワインと比べると、タンニンや抽出感が穏やかに感じられる場合があります。

そのため、一般的なワイン学習で覚えた品種特徴だけで判断しようとすると、1級テイスティングではかなり迷いやすいと思います。

だからこそ、1級対策では、一般的な品種特徴を覚えるだけでなく、日本ワインを実際に複数比較しながら、「日本ワインとしての出方」に慣れておくことが重要だと思います。


🏠スクール受講が難しい場合のテイスティング対策

もちろん、スクール受講が難しい方もいると思います。

地方在住、日程が合わない、費用を抑えたいなど、理由はさまざまです。

その場合は、独学でもできるだけ体系的に対策する必要があります。

特に、1級では、単に「この品種は何か」を考えるだけでは足りません。

外観、香り、味わいの選択肢を、試験形式に合わせて選べる状態にしておく必要があります。


🗾 独学用の日本ワインはどこで入手できるか

日本ワイン検定2級・1級のテイスティング対策では、実際に日本ワインを飲み比べることが大切です。

ただし、試験に出そうな品種をすべて自分で買いそろえるのは、費用面でも保管面でもかなり大変です。また、ワインショップやスーパーの在庫は時期によって大きく変わります。特に1級用のレアな品種を網羅しようとすると、探し出すことはなかな難しいです。

そのため、ここでは筆者が確認した範囲で、日本ワインの独学用ワインを探しやすそうな通販サイト・店舗を参考メモとして整理します。

なお、以下の情報は訪問時点・確認時点のメモであり、常時同じワインが販売されているとは限りません。訪問・購入前には、各店舗や公式サイトで最新の在庫状況を確認してください。

2026年4月調査時点の情報

日本ワインを探すときの基本的な考え方

独学用に日本ワインを探す場合、最初からすべての品種を網羅しようとすると大変です。

2級対策であれば、まずは次の4品種を優先するとよいと思います。

  • 甲州
  • シャルドネ
  • マスカット・ベーリーA
  • メルロ

1級対策まで意識する場合は、これに加えて、ケルナー、ソーヴィニヨン・ブラン、デラウェア、ナイアガラ、ピノ・ノワール、ツヴァイゲルト、ブラック・クイーンなどを少しずつ確認できると理想的です。

ただし、すべてをボトルで買う必要はありません。可能であれば、ワイン講座、テイスティングイベント、アンテナショップの試飲、ワインバーなども活用した方が効率的です。

通信販売

日本ワインの店 クラフトワインショップ
https://craftwineshop.com/

日本ワイン検定の運営にも関わる株式会社CruXが運営する、日本ワインの通販サイトです。日本各地のワイナリーのワインを探しやすく、日本ワイン全体の品揃えを見る入口として便利です。

ただし、日本ワイン検定のテイスティング試験に出る品種選択肢を、すべて網羅したワインが常に用意されているわけではありません。

そのため、「このサイトで買えば試験対策がすべて完結する」というより、日本ワインを探すための主要な入口の一つとして使うのがよいと思います。

一方で、日本ワインの専門性が高いサイトなので、ここで見つけにくい品種は、市場でも比較的探しにくい可能性があります。試験対策上も、頻出品種・重要品種の優先順位を考える参考にはなるかもしれません。

向いている使い方

  • 日本ワイン全体の品揃えを見たい
  • 複数のワイナリーのワインをまとめて探したい
  • 甲州、シャルドネ、マスカット・ベーリーA、メルロなど基本品種を探したい
  • 1級対策で、やや珍しい品種を探す入口にしたい

宝水ワイナリー
https://housuiwinery.base.shop/

北海道のワイナリーです。筆者が確認した範囲では、「バッカス」のボトル通信販売がありました。

バッカスは、一般的な酒販店ではいつでも見つかる品種ではないため、1級テイスティング対策で確認したい場合には、ワイナリー直販を探すのも一つの方法です。

ただし、ワイナリー直販の在庫は時期によって変わります。購入前には、必ず公式ショップで最新の在庫を確認してください。

向いている使い方

  • 北海道系の白ワイン品種を確認したい
  • バッカスなど、一般店で見つけにくい品種を探したい
  • 1級対策で、品種の幅を広げたい

実店舗で探す:都内・首都圏の参考メモ

以下は、筆者がいろいろ探した結果としての実店舗メモです。

いずれも常時取り扱いを保証するものではありません。ワインの在庫は頻繁に変わるため、訪問前に店舗へ確認することをおすすめします。

やまや 銀座店

〒104-0061
東京都中央区銀座七丁目12番18号 第一銀座ビル1階

筆者確認時点では、日本ワインコーナーがあり、以下のような品種のボトルが見られました。

  • 巨峰
  • ミュラー・トゥルガウ
  • 甲州
  • シャルドネ
  • ソーヴィニヨン・ブラン
  • メルロ
  • マスカット・ベーリーA

2級対策の基本品種に加え、1級対策で確認したい白品種も探せる可能性があります。

ヴィノスやまざき 有楽町店

〒100-0006
東京都千代田区有楽町2丁目7-1 イトシアフードアベニュー地下1階

筆者確認時点では、日本ワインコーナーがあり、以下のような品種のボトルが見られました。

  • 甲州
  • シャルドネ
  • ソーヴィニヨン・ブラン
  • メルロ
  • マスカット・ベーリーA
  • ピノ・ノワール

有楽町・銀座周辺で日本ワインを探す場合の候補になります。

銀座NAGANO

〒104-0061
東京都中央区銀座5丁目6-5 Nocoビル 2階

長野県産の日本ワインを探しやすいアンテナショップです。筆者確認時点では、20〜50種類程度の日本ワインが販売されている印象でした。

以下のような品種のボトルが見られました。

  • 甲州
  • シャルドネ
  • ソーヴィニヨン・ブラン
  • メルロ
  • マスカット・ベーリーA
  • ピノ・ノワール

また、併設のテイスティングスペースも便利です。筆者確認時点では、6種類のワインサーバーから選んで、3種1,500円で試飲できる形式がありました。

テイスティングのラインナップは定期的に変わるようなので、甲州、シャルドネ、メルロ、ピノ・ノワールなどが出ているタイミングに当たれば、試験対策としても参考になると思います。

石川県アンテナショップ 八重洲いしかわテラス

〒104-0028
東京都中央区八重洲2丁目1-8

筆者確認時点では、「ヤマソーヴィニヨン」のボトル販売がありました。

ヤマソーヴィニヨンは、一般的なスーパーや酒販店では必ずしも見つけやすい品種ではありません。1級対策で確認したい場合は、アンテナショップを探してみるのも一つの方法です。

イオンリカー市ヶ谷店

〒102-0073
東京都千代田区九段北4丁目1-7

筆者確認時点では、以下のような品種のボトルが見られました。

  • ケルナー
  • リースリング・リオン
  • ミュラー・トゥルガウ
  • 甲州
  • シャルドネ
  • ピノ・ノワール
  • ブラック・クイーン
  • ツヴァイゲルト
  • キャンベル・アーリー
  • カベルネ・ソーヴィニヨン

2級対策だけでなく、1級の白・赤品種を幅広く探したい場合にも候補になります。

ワイズマート シャポー市川店

〒272-0034
千葉県市川市市川1-1-1 シャポー市川B1F

筆者確認時点では、以下のような品種のボトルが見られました。

  • 甲州
  • シャルドネ
  • ケルナー
  • ソーヴィニヨン・ブラン
  • ミュラー・トゥルガウ
  • マスカット・ベーリーA
  • コンコード
  • メルロ
  • キャンベル・アーリー
  • カベルネ・ソーヴィニヨン
  • ブラック・クイーン
  • ツヴァイゲルト
  • ピノ・ノワール

確認時点では、2級・1級の主要品種をかなり幅広く探せる印象でした。

ダイエー 市川店・イオンフードスタイル

〒272-0034
千葉県市川市市川1丁目4-10

筆者確認時点では、以下のような品種のボトルが見られました。

  • 甲州
  • シャルドネ
  • ソーヴィニヨン・ブラン
  • マスカット・ベーリーA
  • メルロ
  • キャンベル・アーリー
  • カベルネ・ソーヴィニヨン
  • ブラック・クイーン

スーパー系店舗でも、日本ワインの品揃えが充実している場合があります。日常の買い物ついでに確認しやすい点がメリットです。ワイナリー「シャトー・メルシャン」のラインアップが豊富でした。

Shapo市川 こだわりや

〒272-0034
千葉県市川市市川1丁目4-10

筆者確認時点では、以下のような品種のボトルが見られました。

  • セイベル9110
  • 甲州
  • ナイアガラ
  • シャルドネ
  • デラウェア

特に、セイベル9110やナイアガラ、デラウェアなど、白ワイン系の品種を確認したい場合に参考になります。

独学用ワインを買うときの注意点

日本ワイン検定のテイスティング対策では、ワインをたくさん買えばよいというわけではありません。

特に、独学で買いそろえる場合は、次の点に注意したいです。

  • 1本750mlを一人で開けると、消費しにくい
  • 保管場所が必要になる
  • 同じ品種でも、造り手やヴィンテージで印象が大きく変わる
  • 試験本番と同じワインが出るとは限らない
  • ラベルを見ながら飲むと、ブラインド練習になりにくい

そのため、最初は2級であれば甲州・シャルドネ・マスカット・ベーリーA・メルロを中心に、1級まで見据える場合は、少しずつ品種を広げるのが現実的です。

可能であれば、ワイン講座やテイスティングイベント、アンテナショップの試飲なども併用すると、少量ずつ比較できるので効率がよいです。

まとめ:独学では「全部そろえる」より「比較できる環境」を作る

日本ワイン検定のテイスティング対策では、すべての品種をボトルで網羅する必要はありません。

大切なのは、甲州とシャルドネ、マスカット・ベーリーAとメルロのように、試験で迷いやすい組み合わせを比較できる環境を作ることです。

通販サイト、ワイナリー直販、ワインショップ、スーパー、アンテナショップ、テイスティングイベントをうまく組み合わせると、独学でもかなり学習しやすくなります。

ただし、在庫は常に変わります。この記事の店舗メモは、あくまで筆者確認時点の参考情報として活用し、訪問前には最新の取扱状況を確認してください。

🔗テイスティング対策用の補助ページ一覧

筆者は、1級テイスティング試験に向けて、いくつか補助ページを作成しています。

スクール受講が難しい方や、自宅で復習したい方は、以下の記事も参考にしてください。

1級テイスティング試験の受験記

当日の会場の雰囲気、出題ワインの印象、回答再現、苦戦した点を整理しています。

1級テイスティング試験の基礎情報

試験形式や、グラス・小瓶・照明などの基本的な注意点を整理しています。

グラスに注いだ色で分かること

白ワイン・赤ワインの色調や、グラスに注いだときの見え方を整理しています。

香り選択肢の判別辞書

テイスティング試験で迷いやすい香りの選択肢を整理しています。

品種別28タイプの練習メモ

白・赤の主要品種について、外観、香り、味わいの傾向を整理しています。

過去問題と傾向分析

過去のテイスティング出題情報をもとに、出題傾向を整理しています。


💰1級対策は費用よりも「試飲機会」の確保が難しい

1級対策では、費用ももちろん気になります。

ただ、個人的には、1級テイスティング対策で本当に難しいのは、費用そのものよりも、適切な試飲機会を確保することだと思います。

1級では、白ワイン・赤ワインともに、10種類ずつの品種が対象になります。

そのため、単に日本ワインを数本買えばよいという話ではありません。

こうした点を自力で判断するのは、かなり難しいです。

その意味でも、スクールや公式テイスティングセット、講座での比較試飲には価値があると思います。

一方で、自宅学習だけで進める場合は、闇雲にワインを買うよりも、まずは品種ごとの傾向、色調、香り、味わいの違いを整理してから購入する方がよいと思います。


📝独学・スクール・補助教材の使い分け

1級対策では、独学、スクール、補助教材を使い分けるのが現実的です。

CBT筆記試験は、公式テキストと問題演習で十分対応しやすいと思います。

一方、テイスティング試験は、読むだけでは限界があります。

可能であれば、実際に複数の日本ワインを比較して飲む機会を作ることが重要です。


✅独学で1級に挑む場合の進め方

独学で1級に挑む場合は、次のような順番で進めるとよいと思います。

1周目:公式テキストを通読する

まずは、公式テキストを読み直します。

3級・2級で学んだ内容も含めて、日本ワイン全体の知識を整理します。

最初から細部まで完璧に覚えようとする必要はありません。

まずは、1級で問われる範囲の広さと、自分が忘れている分野を確認することが大切です。

2周目:公式Instagramの1級問題を解く

次に、公式Instagramの1級問題を解きます。

ここで間違えたところが、自分にとっての弱点です。

問題を解いたら、正答だけを覚えるのではなく、公式テキストに戻って該当箇所を確認します。

1級CBT試験では、単に「読めば分かる」だけでは不十分です。

選択肢を見たときに、反射的に正答を選べる状態に近づける必要があります。

3周目:2級・3級問題も確認する

1級対策では、基礎知識の取りこぼしを避けることも重要です。

2級・3級の公式Instagram問題も確認し、基本的な問題を確実に取れるようにしておきます。

1級だからといって、難問だけを追いかける必要はありません。

むしろ、基礎問題を落とさないことが、合格ラインを超えるうえでかなり重要だと思います。

4周目:CBT形式で反復する

最後は、選択式の問題に慣れることが重要です。

CBT試験では、知識を思い出すスピードも大事になります。

スキマ時間に問題を解き、間違えたところを確認する流れを作ると、知識が定着しやすくなります。

筆者自身、1級CBT試験は2回不合格となり、3回目も正答率72%で、かろうじて合格ラインを超えたという状態でした。

その経験からも、1級CBT試験は「50問中35問取れればよい」と軽く考えるのではなく、回答可能な問題を高い精度で取り切る意識が必要だと思います。

5周目:テイスティング対策を別枠で進める

CBT筆記試験とは別に、テイスティング試験の対策を進めます。

スクールに通える方は、比較試飲の機会を確保するとよいと思います。

スクールが難しい方は、受験記や補助ページを使い、品種別の特徴、色調、香り、味わいを意識的に整理していくのが現実的です。

1級テイスティング試験は、2級の延長ではなく、別試験として考えた方がよいです。


🪄最後に、これから「J.W.E.C. 日本ワインマスター」を目指す皆様へ

筆者が1級試験を受験した当時は、CBT筆記試験についても、テイスティング試験についても、情報が十分に整理されているとは言いにくい状況でした。

何をどこまで覚えればよいのか。
テイスティングで何を見ればよいのか。
どのように準備すれば、合格ラインに近づけるのか。

分からないことが多く、何度も壁に当たり、試行錯誤を重ねました。

この記事では、その過程で得た気づきや、あとから振り返って「当時これを知っていれば、もっと本質的な学びにつながったのではないか」と感じた内容を、できるだけ言語化したつもりです。

もちろん、この記事の内容がすべての方にそのまま当てはまるわけではありません。

それでも、これから険しい「J.W.E.C. 日本ワインマスター」への道を進む方にとって、何かしらのヒントになれば幸いです。

皆さんそれぞれの目的が達成されることを祈って、結びの言葉といたします。