日本ワイン検定2級に独学で合格するには?公式テキスト・Instagram問題・CBT対策の進め方

🍷 はじめに

筆者は、日本ワイン検定2級を経て、最終的に日本ワイン検定1級に合格しました。日本ワイン検定3級に続き、日本ワイン検定2級も独学で取得しました。(2026年6月「J.W.E.C. 日本ワインマスター」認定申請中)

この記事では、これから日本ワイン検定2級を受ける方向けに、筆者が実際に独学で受験した経験をもとに、2級合格までの進め方を整理します。

なお、この記事は2級から読み始める方向けに書いているため、3級対策記事と重なる内容も一部あります。

理由は、日本ワイン検定2級のCBT筆記試験は、3級と対策方針がかなり近いからです。

公式テキストを読み、公式Instagramの問題を解き、CBT形式の選択問題に慣れるという基本方針は、3級でも2級でも大きく変わりません。

一方で、2級にはテイスティング試験があります。

ただし、2級のテイスティング試験は、1級のように外観・香り・味わいを細かく選ぶ形式ではなく、課題ワイン2種類について品種を回答する形式です。

そのため、過度に怖がりすぎる必要はないと思います。

この記事では、2級のCBT筆記試験とテイスティング試験について、独学でどう準備すればよいかを整理します。


✅結論:2級も独学で十分狙える

日本ワイン検定2級は、独学でも十分合格を狙える試験だと思います。

筆者自身も、スクールは利用せず、独学で2級に合格しました。

ただし、3級と違って、2級にはテイスティング試験があります。

そのため、2級対策では、次の2つを分けて考えるとよいです。

CBT筆記試験については、3級とほぼ同じ方針で対応できます。

一方、テイスティング試験については、白ワイン・赤ワイン各1題について、品種を回答する形式です。

個人的には、次の順番で進めるのがよいと思います。


📘まず公式テキストを読む

2級対策でも、最初に軸にしたいのは公式テキストです。

日本ワイン検定2級は、3級よりも少し深い知識が問われます。

ただし、まったく別の試験というより、3級の基礎知識の上に、より細かい産地・品種・歴史・栽培・醸造の知識が乗ってくるイメージです。

そのため、2級から受験する方であっても、まず公式テキストを通読するのがよいと思います。

特に、3級を受けてから時間が空いている方や、免除規定により2級から受験する方は、3級レベルの基礎部分も含めて確認しておくと安心です。


📱公式Instagramの2級問題を全部やる

2級のCBT筆記試験対策で、最初に取り組みたいのが公式Instagramの2級問題です。

日本ワイン検定の公式Instagramでは、3級・2級・1級向けのクイズ形式の問題が公開されています。2026年6月時点では各級150問以上公開されている、非常に強力なコンテンツとなっています。

2級を受ける方は、まず2級向けの問題を一通り解くのがおすすめです。

理由は、公式がどのような知識を、どのような言い回しで問うのかを確認できるからです。

単に公式テキストを読むだけだと、「分かったつもり」になりがちです。

しかし、選択肢形式で問われると、似た産地名、似た品種名、混同しやすい数字などで迷うことがあります。

公式Instagram問題は、2級CBT対策の最初の実戦練習としてかなり有用だと思います。
公式Instagram問題の使い方については、以下の記事で詳しく整理しています。


🧭3級の公式Instagram問題も解けるようにしておく

2級を受ける場合でも、3級レベルの問題は確認しておいた方がよいです。

理由は、2級の試験でも、3級レベルの基礎知識が前提になるからです。

2級は3級とまったく別の試験ではありません。

3級で問われるような基本的な産地、品種、歴史、栽培、醸造の知識も、2級の筆記試験では普通に必要になります。

そのため、2級受験者は、公式Instagramの2級問題だけでなく、3級問題も解ける状態にしておくのがおすすめです。

優先順位としては、次のように考えるとよいと思います。


🗺️ワイナリーの位置関係は地図で眺めると分かりやすい

なお、CBT試験では、地図上でワイナリーの位置を選ぶような問題が出るわけではありません。

ただ、日本ワインの産地やワイナリー名を文字だけで覚えようとすると、地域のイメージがつかみにくいことがあります。

山梨県、北海道、長野県、東北地方など、主要産地にどのようなワイナリーが集まっているのかを地図上で眺めておくと、公式テキストの内容を少し整理しやすくなると思います。

特に2級では、3級よりも日本ワインの産地や代表的なワイナリーについて、細かい出題が多いように感じられるので、少し踏み込んで理解しておきたい場面があります。

日本ワインの産地イメージをつかむ補助資料として、以下のマッピングページも参考になります。


💻CBT筆記試験の対策方針は3級とほぼ同じ

2級のCBT筆記試験対策は、基本的には3級と同じです。

2級だからといって、特別な勉強法が必要になるわけではありません。

むしろ、3級レベルの基本知識を取りこぼさないことが大事だと思います。

産地名、品種名、歴史、制度、数字などは、何度も見直しておいた方がよいです。

「読めば分かる」ではなく、「選択肢から選べる」状態にしておくことが重要です。

つまり、次の流れです。

1周目:公式テキストをざっと読む

最初から完璧に覚えようとしなくてよいです。

まずは、日本ワインでどのようなテーマが問われるのかを把握します。

産地、品種、歴史、栽培、醸造、表示制度など、全体像をつかむことを優先します。

2周目:公式Instagramの2級の問題を解く

次に、公式Instagramの2級の問題を解きます。

ここで間違えたところが、自分にとっての弱点です。

問題を解いたら、正答だけを覚えるのではなく、公式テキストに戻って該当箇所を確認します。

3周目:間違えた問題を中心に復習する

一度間違えた問題は、もう一度間違えやすいです。

特に、数字、地名、品種名、歴史上の出来事は、何度も見直した方がよいです。

「読めば分かる」ではなく、「選択肢から選べる」状態にしておくことが大切です。

4周目:CBT形式で反復する

最後は、選択式の問題に慣れることが重要です。

CBT試験では、知識を思い出すスピードも大事になります。

スキマ時間に問題を解き、間違えたところを確認する流れを作ると、知識が定着しやすくなります。


🔁反復練習にはCBTクイズアプリも使える

公式テキストと公式Instagram問題で一通り学習したら、あとは反復練習です。

日本ワイン検定は、読んで理解しただけではなく、選択肢の中から正答を選べる状態にする必要があります。

特に、産地名、品種名、歴史、制度、数字は、何度も見直さないと記憶に残りにくいです。

筆者が作成したCBTクイズ学習アプリについては、別記事で紹介しています。

公式教材ではありませんが、知識の定着やスキマ時間の復習には使いやすいと思います。


🍷2級はテイスティング試験がある

2級が3級と大きく違う点は、テイスティング試験があることです。

ただし、2級のテイスティング試験は、1級のテイスティング試験とはかなり違います。

2級のテイスティング試験は、白ワイン1題、赤ワイン1題が出題され、それぞれ品種のみを回答する形式です。

対象となる品種は、次のように考えられます。

つまり、白ワインは甲州かシャルドネ、赤ワインはマスカット・ベーリーAかメルロを見分ける試験です。

1級のように、外観、香り、味わい、酸、アルコール、余韻などを細かく選択する形式ではありません。

そのため、2級のテイスティング試験は、過度に怖がりすぎなくてよいと思います。


🎯テイスティング試験は片方正解すれば合格ライン

2級のテイスティング試験は、白ワイン1題、赤ワイン1題の合計2題です。

合格基準が正答率50%以上であれば、2題のうち1題正解すれば合格ラインに届くことになります。

しかも、白ワインは甲州かシャルドネ、赤ワインはマスカット・ベーリーAかメルロの二択と考えられます。

仮に完全にランダムで回答したとしても、2題のうち少なくとも1題正解する確率は75%です。

もちろん、試験なのでランダム回答をおすすめするわけではありません。

ただ、数字上は、2級テイスティング試験は「片方でも当たればよい」形式です。

そのため、必要以上に不安になりすぎる必要はないと思います。

心配な方は、白ワインなら甲州とシャルドネ、赤ワインならマスカット・ベーリーAとメルロの違いだけ、最低限整理しておくとよいです。

テイスティングが心配な方は、下記のページも併せてご覧ください。


💰筆者が2級合格までにかかった概算費用

筆者が2級合格までにかかった主な費用は、次のとおりです。

項目金額
日本ワイン検定公式テキスト0円 ※3級で購入済なので。3,300円が定価
2級 CBT受験費用8,000円
2級 テイスティング試験6,000円
公式テイスティングセット 1セット・6本5,500円
試しに買ったワイン2本5,000円
合計24,500円

筆者は、公式テイスティングセット1セット・6本を購入し、さらに試しにマスカット・ベーリーAと甲州を2本ほど購入しました。

ただし、この試しに買った2本については、正直なところ、必須ではなかったかもしれません。

2級はテイスティング試験があるため、何らかの形で日本ワインを飲み比べる経験はあると安心です。

ただ、2級のテイスティング試験は品種だけを回答する形式なので、1級ほど本格的なテイスティング対策が必要かというと、そこは人によると思います。


🎓スクールは2級合格だけなら必須ではないと思う

2級合格だけを目的にするなら、スクール受講は必須ではないと思います。

筆者自身も、スクールは利用せずに独学で2級を取得しました。

すでに3級に合格していて、2級のCBT筆記とテイスティングだけを受けるのであれば、公式テキスト、公式Instagram問題、最低限のテイスティング対策で十分狙えると思います。

特に、2級のテイスティング試験は、白ワイン・赤ワイン各1題について品種を回答する形式です。

1級のように、外観・香り・味わいを細かく判断する試験とはかなり違います。

そのため、2級合格だけのためにスクールへ通う必要性は、個人的には高くないと感じます。


🥂ただし、1級まで狙うならスクールも選択肢

一方で、1級まで狙う場合は、スクール受講も選択肢になると思います。

理由は、1級ではテイスティング試験の難度が大きく上がるからです。

2級では品種だけを回答する形式ですが、1級では外観、香り、味わい、酸、アルコール、余韻など、より細かい要素を判断する必要があります。

そのため、1級まで見据えるなら、各品種の日本ワインを比較して飲む機会には価値があります。

スクールで複数品種の日本ワインを体系的にテイスティングできるのであれば、1級に向けた経験値としては意味があるかもしれません。

ただし、2級のテイスティング試験と1級のテイスティング試験は形式がかなり違います。

そのため、2級対策講座が1級対策としてどこまで有用かは、正直なところ分かりません。

受講を検討する場合は、単に「2級対策」と書かれているかではなく、どの品種を何種類飲めるのか、1級につながる内容なのかを確認した方がよいと思います。

合計30種類のワインをテイスティングする形式の場合でも、甲州、シャルドネ、マスカット・ベーリーA、メルロだけ産地を変えてテイスティングする内容なのでしたら、1級の準備として考えるとあまり効果的ではないように思われます。1級は白10種、赤10種から出題されるので。


📌独学で2級に合格するための進め方

独学で2級に合格するなら、次のような進め方がよいと思います。

1周目:公式テキストを通読する

最初から完璧に覚えようとしなくてよいです。

まずは、日本ワインでどのようなテーマが問われるのかを把握します。

3級で学んだ範囲も含めて、産地、品種、歴史、栽培、醸造、表示制度など、全体像を確認します。

2周目:公式Instagramの2級問題を解く

次に、公式Instagramの2級問題を解きます。

ここで間違えたところが、自分にとっての弱点です。

問題を解いたら、正答だけを覚えるのではなく、公式テキストに戻って該当箇所を確認します。

3周目:3級問題も確認する

2級対策では、3級レベルの知識を取りこぼさないことも重要です。

3級の公式Instagram問題も確認し、基礎的な問題を確実に取れるようにしておくと安心です。

4周目:CBT形式で反復する

最後は、選択式の問題に慣れることが重要です。

CBT試験では、知識を思い出すスピードも大事になります。

スキマ時間に問題を解き、間違えたところを確認する流れを作ると、知識が定着しやすくなります。

5周目:テイスティング対象品種を確認する

テイスティング試験に向けて、甲州、シャルドネ、マスカット・ベーリーA、メルロの特徴を確認します。

余裕があれば、実際に飲み比べるとよいです。

ただし、2級のテイスティング試験は品種回答のみなので、1級のような細かいコメント対策までは不要だと思います。


📝まとめ:2級も独学で十分狙える。テイスティングは怖がりすぎなくてよい

日本ワイン検定2級は、独学でも十分合格を狙える試験だと思います。

CBT筆記試験の対策方針は、3級と大きく変わりません。

公式テキストを読み、公式Instagramの2級問題を解き、さらに3級問題も確認しておくことが重要です。

2級では3級レベルの基礎知識も出題される可能性があるため、2級問題だけでなく、3級問題も解ける状態にしておくと安心です。

一方で、2級にはテイスティング試験があります。

ただし、2級のテイスティング試験は、白ワイン1題、赤ワイン1題について品種を回答する形式です。

白は甲州またはシャルドネ、赤はマスカット・ベーリーAまたはメルロと考えると、見るべき範囲はかなり絞れます。

2題のうち片方正解すれば合格ラインに届くため、必要以上に怖がりすぎる必要はないと思います。

2級合格だけを目的にするなら、スクールは必須ではないと思います。

ただし、1級まで見据える場合は、複数品種の日本ワインを比較して飲める機会には価値があります。

スクール受講を検討する場合は、2級対策としてだけでなく、1級につながるテイスティング経験が得られるかどうかを確認するとよいと思います。