【基礎情報】日本ワイン検定1級 テイスティング試験

🍷 はじめに

日本ワイン検定1級のテイスティング試験に関する基礎情報をまとめました。 「あまり体系的にまとまっているサイトがないな…」と感じたため、今後受験される方の参考になれば幸いです。

この記事では、基礎的な試験ルールや、知っておくと得する当日の小技・注意点について分かりやすく整理しています。

⚠️ 注意事項 本記事は、筆者が2026年5月30日に受験した日本ワイン検定1級テイスティング試験の情報をベースに記載しています。今後の試験が必ずしも同一のルールで開催されることを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。特に「印象」は実施年度によって、3個だったり、4個だったりする変動しやすいパラメータとなるので、ご注意ください。

📝基礎情報(試験概要)

日本ワイン検定1級のテイスティング試験は、限られた時間内で正確にワインの特性を捉え、マークシートに落とし込む試験です。

  • 途中退出: 可能。ただし、試験終了10分前〜終了までは退出不可
  • 出題内容: 白ワイン2種、赤ワイン2種(計4種)
  • 解答方式: 各ワインの「外観・香り・味わい・品種」についてマークシート方式で解答
  • 合格ライン: 正解率 70%以上
  • 試験時間: 40分間(試験官の時計で進行)

🥂白ワイン用マークシート

外観

清澄度濁った/わずかに濁った/透明な
色調無色/緑がかった黄色/黄色/黄褐色
濃淡淡い/中庸な/濃い
粘性水のような/弱い/強い/シロップのような

香り

特徴閉じている/控えめ/中庸な/豊かな
印象(5個選択)青リンゴ/洋梨/レモン/グレープフルーツ/マスカット/かりん/あんず/メロン/バナナ/パイナップル/すだち/レーズン/バラ/キンモクセイ/ジャスミン/干草/芝生/ミント/バニラ/胡椒/山椒/きのこ/腐葉土/石灰/石油/ヨーグルト/バター/ビスケット/トースト/ブリオッシュ

味わい

アタック弱い/滑らか/強い/強烈な
甘味極甘口/甘口/やや甘口/辛口
酸味ない/弱い/中庸な/強い
苦味ない/弱い/中庸な/強い
アルコール9%未満/9%以上11%未満/11%以上13%未満/13%以上
余韻ない/短い/中庸な/長い

品種

品種甲州/ナイアガラ/シャルドネ/デラウェア/ケルナー/ソーヴィニョン・ブラン/セイベル9110/ミュラー・トゥルガウ/リースリング(フォルテ、リオンを含む)/バッカス

🍷 赤ワイン用マークシート

外観

清澄度濁った/わずかに濁った/輝きがある
色調紫がかった赤/赤/赤褐色/褐色
濃淡淡い/中庸な/濃い
粘性水のような/弱い/強い/シロップのような

香り

特徴閉じている/控えめ/中庸な/豊かな
印象(5個選択)ストロベリー/ブルーベリー/黒すぐり/ブラックベリー/あんず/ざくろ/さくらんぼ/レーズン/干しプルーン/イチゴジャム/カラメル/チョコレート/コーヒー/燻製/バラ/スミレ/ゼラニウム/ピーマン/紅茶/シナモン/クローブ/胡椒/生肉/なめし皮/針葉樹/きのこ/腐葉土/鉛筆/タバコ/インク

味わい

アタック弱い/滑らか/強い/強烈な
甘味極甘口/甘口/やや甘口/辛口
酸味ない/弱い/中庸な/強い
タンニンない/弱い/中庸な/強い
アルコール9%未満/9%以上11%未満/11%以上13%未満/13%以上
余韻ない/短い/中庸な/長い

品種

品種マスカット・ベーリーA/コンコード/メルロ/キャンベル・アーリー/カベルネ・ソーヴィニョン/巨峰/ブラック・クイーン/ツヴァイゲルト/ヤマソーヴィニョン/ピノ・ノワール

🧾 受験前に知っておきたい!当日の小技・注意点

実際に受験してみて分かった、公式テキストだけでは見えにくいリアルな注意点と小技です。

  • 会場入りとワインの温度
    • 会場への入場は、試験開始の30分前から可能です。
    • ワインはあらかじめ小瓶に入った状態で、入場時点から机に配置されています。そのため、ワインの温度はほぼ室温(会場の部屋の温度)に馴染んでいます。温度変化による香りの立ち方の参考にしてください。
  • 持ち込み品・時計のルール
    • お水の提供はありません。 テイスティングの合間の口直し用として、ペットボトル等での持参が必須です(持ち込みOK)。
    • 時間管理用の腕時計は机の上に置いて使えますが、スマートフォン等を時計代わりにすることは禁止されています。
  • 問題用紙とマークシートの罠に注意!
    • マークシートの印字には「印象を3個選ぶ」と記載されていますが、当日に配られる別紙にて「5個選ぶように」との訂正指示があります。ケアレスミスをしないよう、問題冊子や別紙の指示をよく確認しましょう。
  • その他の禁止事項・試験スケジュール
    • 会場内の撮影は一発で失格となります。ブログやSNS用に会場の雰囲気を撮りたくなるかもしれませんが、絶対にカメラは出さないようにしましょう。
    • テイスティング試験は年2回実施され、会場は東京と大阪の2拠点となります。
  • 本番試験は公式のテイスティングセットとかなり違うことがある
    • テイスティング試験対策セットから、出題されるわけではありません。長期8年熟成物の赤ワインが出題されたりします。